「竹の春」
秋になると、若竹が生長して、親竹も葉を青々としげらします。
竹は春に地下茎から筍をのばし、親竹は栄養を取られ勢いをなくし、葉を落葉させます。
だから、自然界の春は竹にとって秋で、自然界の秋に竹は青々と葉を茂らせため、この時期は竹にとって春と言われるのですね。
まっすぐに伸びて葉を広げる竹に、清らかな生命力を感じます。
「後の衣更え」(のちのころもがえ)
今、一年に6月と10月に学校や職場では衣替えをする習慣が残っていますね。
夏の衣替えの後、地方により時期は前後しますが、秋に行われる衣替えの事です。
昔は、衣更えと書いていました。
もともと「後の衣更え」では、着物を綿入れにかえていました。宮中の習慣が広がったと言われています。
寒い冬にむけて、厚手のものを準備します。
「暑さ寒さも彼岸まで」
よく耳にする言葉ですね。夏の暑さも秋の彼岸ころにはおさまり、寒さも春の彼岸ころにはやわらぐという意味です。